勝平神社(かつひらじんじゃ)
【鎮座地】 秋田市保戸野鉄砲町4-28
【御祭神】 武甕槌神(たけみかづちのかみ)
火産霊神(ほむすびのかみ)
【例祭日】 5月13日
【ご由緒】
創建は古く大同年間、坂上田村麻呂将軍東夷征討のみぎり陣中守護の為勧請されたと言われる。のち康平のころ源頼義、鞍馬寺毘沙門として仰ぎ、勝平明神の名で勝平山西砂山に再建、江戸時代寛文2年、川尻毘沙門町に移り、延宝6年現在の八橋グランド西側に移る。
明治13年4月15日市内大火の際、保戸野北鉄砲町の秋葉神社を合祀し、珍宝神社と改められるなど幾多の時代変遷を経て、明治20年現在地に遷座、同25年勝平神社と改称される。
明治41年1月11日神饌幣帛料供進神社に指定される。昭和11年1月15日旧社殿を焼失したが同年5月社殿を再建、昭和50年社務所増改築し現在に至る。
境内稲荷神社は、その昔銭を鋳造した頃、鋳工人達の安全繁栄と、福徳延寿の祈願の為、伏見稲荷大社の御分霊を勧請したもので、古くから銭座稲荷と称され、特に商売繁昌の守護神として崇敬されている。
地口絵灯籠祭じぐちえどうろうまつり)
地口絵灯籠(じぐちえどろう)は、社会風刺の最たるもので、その時代時代の町の様相、政治、経済、文化、教育などを庶民の心情で風刺したもので、毎年この祭典の度ごと、この地口絵灯籠を見るとその年の世相が知られると言われます。
この地口絵灯籠は、鉄砲町在住の神尾忠雄氏の奉納によるものであり、数年前から同氏の指導による、小中子供たちの地口絵灯籠も多くなり、神社の境内には200灯余、各町300灯余が掲げられています。